9月2日、奈良県吉野郡大淀町あらかしホールにて、地元ちびっ子桧垣座のメンバーと一緒に高砂を謡って頂き 千田稔先生(奈良県図書情報館館長)・池田淳先生(吉野歴史資料館館長)・大倉源次郎先生(能楽大倉流小鼓方第16世宗家)に よる鼎談「桧垣本座の栄枯盛衰」・ 狂言「萩大名」 能「俊寛」が上演されました。 会場ホールでは、桧垣本座で活躍した面打ち桧垣本七郎作「獅子口」(和歌山県九度山町河根丹生神社保存)が特別展示され、 公演の演目「俊寛」の舞台となった喜界島町からは、「日本で一番美しい村」として登録されている町の案内パンフレット&お菓子が 航空便で届き参加者の皆様に味わって頂きました。 演目に沿った挿花が喜光寺菅原御流の皆さんによって 玄関ホールとホール正面に飾られました。今年は、初の試みとして 町内の方にも挿花に加わって頂き楽しんで頂きました。 道の駅からも出店があり、お土産を求められる列が続いていました。 盛りだくさんの一日でしたが、 更に公演前には、桧垣本神社において大倉源次郎先生による 「小鼓奉納演奏」があり、 神社の杜に素晴らしい音色が届きました。
大淀町能楽プログラムプロデューサ- 佐野純子(43回)